こんにちは、ろっしーです。
長く車に乗っていると消耗品の交換はどうしても避けられません。
バッテリーは消耗品の中でも高額な部類に入ってきます。
バッテリー交換の費用はどれくらい抑えられるのか?

バッテリー交換なんて自分でできるの?
ショップに頼んだ方が良いんじゃない?
結論から言うと、自分でやった方が圧倒的に安くあがります。
作業自体はそれ程難しくなく、工具も少しで済みます。
では具体的に説明していきます。
バッテリー交換

バッテリーの寿命はおおよそ2年~5年と言われてます。
しかし、これは車の使い方とバッテリー本体の良し悪し等が主に関係してきます。

まだ買って2年なのにもうダメになったよ!不良品じゃないの?

私の車のバッテリー、中古で買って8年だけど1度も変えてないよ!
これは、ろっしー家の実際の声です。

生産国や製造メーカーでの当たり外れがあるのかな?

車が新車なのか、中古車なのかでも違うの?
中古車だとバッテリーがいつ交換されたのかも分かりません。
そしてバッテリーの寿命は突然やってきます。
大抵は急に寒くなった朝や、ちょっと長めに車を置いて動かさなかったりした時にバッテリーの寿命は尽きます。
エンジンをかけようとすると、突然セルモーターが回らなくなります。
もしも突然バッテリートラブルにあった時の為に覚えておきましょう!
バッテリーの種類
まず最初に知っておかないといけないこと。ほとんどの方は知りません。
車のバッテリーも種類がたくさんありますが、大きくはこの5種類になります。
エンジンルームを開け、バッテリーを見れば大体わかります。
開栓型
最も一般的なバッテリーです。バッテリーの上部にねじ込み式の蓋があり、そこからバッテリー液(蒸留水又は精製水)を減った時に補充するタイプです。
長期間使用していると、中のバッテリー液が少しずつ蒸発して減っていきます。
ホームセンターやカー用品店で安く売ってますので季節の変わり目なんかにチェックして減っていれば補充する事をおすすめします。
補充せずに使い続けると寿命を短くしたり、最悪は火災に繋がるケースもあります。
メンテナンスフリー
その名の通りメンテナンスを必要としないバッテリーです。
機密性が高く、バッテリー液の蒸発もほとんど無く平均寿命まで使えます。
最近のハイブリッド車やEV車はほとんどがメンテナンスフリーが標準装備になってます。
アイドリングストップ車専用バッテリー
最近の車に良くある、信号停止時にエンジンがストップする車のタイプの物です。
車はエンジンをかける時が電力を大量に消費します。
しょっちゅうエンジンを止めたりかけたりするアイドリングストップ車、更にエンジンは止まっていてもエアコンやライト等は点いたままなので容量も大きな物じゃないと電力が供給できません。
同クラスの排気量の車でも、アイドリングストップ車は大容量、高性能のバッテリーが必要とされます。
ハイブリッド車用 補器バッテリー
トヨタのプリウスを代表とするハイブリッド車には2つのバッテリーが搭載されてます。
走行用バッテリーは文字通り走行する為のバッテリーで、補器バッテリーはガソリンエンジンを補助するモーターを動かす為のバッテリーです。
補器バッテリーは一般の車のバッテリーと同じくエアコンやライト、カーアクセサリーを動かす為のバッテリーです。アイドリングストップ車同様に、かなりの大容量のバッテリーになります。
ドライバッテリー
一般のバッテリーはバッテリー液に電極を浸してある物に対して、ドライバッテリーは電極にバッテリー液を染み込ませてあるタイプです。
各電極ごとに密閉されていて、不要なバッテリー液が入っていないためかなり軽量である事が特徴です。
主にレーサー等に使われていて非常に高価な為一般えは使われる事は少ないと思います。
バッテリーの価格
バッテリーの価格は同じ型番の物でも全然違っています。
何が違うんでしょうか?
バッテリーの価格は買う所と生産国で大きく違ってきます。
・ネット通販で買うのか or ショップ等の店頭で買うのか
・国内製造なのか or 海外製造なのか
この選択で全く変わってきます。
ネット通販
これは僕の車のバッテリーの「90D23L」というバッテリーの型番の物価格です。
見てもらうと分かる通り、たくさんのメーカーがあり、同じ型番でも価格の差がすごいです。
まず、ネット通販の価格の差は国内メーカーか海外メーカーかの違いが大きいです。
このアトラスというメーカーは韓国製でかなり価格は安い。
しかし、信頼度は国内メーカーの方が高いです。
バッテリーなんて頻繁に交換する物ではありませんが、実際に妻の車は某外国製の安価な物にしたのですが2年も経たず虫の息です。
どうしても海外製造のバッテリーは当たり外れが大きいです。
カー用品店
同じメーカー、同じ型番のバッテリーなのに価格はネット通販の約3倍でした。
どうして価格にこんなに違いがでるのか?
この価格にはカラクリがあるんです。

バッテリーの交換ってエンジンの所でしょ?扱った事ないし壊れないか不安だわ!

カー用品店で頼んじゃえば?工賃500円でやってくれるよ!
会員になったら工賃無料とかもあるじゃん!
実際に調べてみても確かに時間も10分程度だし、工賃が安いのは普通かな?
と思わせておいて、実際は店頭にある定価に近い高額な物を買う事になります。
プロの整備士に交換をお願いして安心を得る代わりに、高利益のバッテリーで店に利益をもたらすって訳です。
では、バッテリー交換はどうすれば一番安くすむのでしょうか?
安く交換するには、やはり自分で交換するのが最も安くすむと言えます。
バッテリーの交換手順
バッテリーの交換はどんな作業なんでしょうか?難しい作業?
エンジンルームの中の作業だし電気関係の作業なので難しく思えますが、実際は非常に簡単な作業です。
必要な工具も僅かですし、専用工具も使いません。
そのほとんどは10㎜のスパナ1本で交換できます。
ただ、電気関係なので必ず守らなければならない注意点が3点あります。
・バッテリーのターミナルを外す時はマイナス(黒色)から
・バッテリーのターミナルの取付はプラス(赤色)から
・バッテリーのターミナルを着けたり外したりしている時、工具がボディや金属に触れない事
この3点は絶対に守らないと、ショートして電装系の故障の原因となります。
これだけを注意しながら新しいバッテリーに交換するだけですので、20分もあれば終わる簡単な作業です。
詳しい作業の動画がありますので参考にしてみてください。
これはやっておきたい技
車のバッテリーはエンジンを切っていても、常時電源を供給しています。
車の時計やオーディオやナビゲーションの設定等、車自体の諸設定等はバッテリーを外すとリセットされてしまいます。
後で一つ一つ、設定をやり直せば良いのでしょうがかなり手間がかかります。
そこでメモリーバックアップが幾つか販売されています。
- 交換するバッテリー以外の所から電源を車に供給
- 交換するバッテリーを外しつつも車に電源を供給
- エンジンが切れているだけの状態でバッテリーを交換ができる
非常に便利なものです。
僕はエーモンのバックアップを購入して使いましたが簡単に出来ました。
メモリーバックアップは後が楽なのでやる事をおススメします。
自分で出来ない人はどうすれば良い?
ネットや通販等を利用して安いバッテリーを購入したものの、やっぱり自分で交換するのは不安だ、プロにお願いしたいと言われる方もいらっしゃるかも知れません。
基本的にショップや工場は持ち込みでの作業を断る所がほとんどです。仮にやってくれるにしても基本工賃を請求される場合が多く、決して安い金額ではありません。
そこでAmazonではバッテリー交換チケットを販売しています。チケットを購入後、ネットから情報入力を行い、作業工場や日程を調整して持ち込み作業をして貰うシステムです。
交換した後のバッテリーは?
交換した後のバッテリーの処分ですが、お近くの解体屋等を調べてみれば10円/㎏位ですが買い取ってくれる所もあると思います。
リサイクル品として需要がありますのでショップや工場、解体屋等聞いてみると引き取ってくれると思います。
参考記事に自家用車のNV350キャラバンのバッテリー交換の手順を記載してます。
バッテリーの場所がボンネット内ではありませんが、場所が違うだけで手順や注意点はどの車も同じ(トラック、ハイブリッド等の特殊車両は除く)なので参考にしてください。
まとめ
バッテリーの交換は乗ってる車の寿命を考えると、そんなに頻繁にやる物じゃないです。
5年に1~2回の事なら、少しでもリスクを考えたらショップに任せた方が安心では?
と思われる方も沢山いらっしゃるかもしれません。
しかし、今後いつ自分や周りの車にトラブルが起こるかわかりませんし、1回の交換で数万円の違いが出るのは大きいですよね?
こういった機会に覚えておくと今後の為になると思いますので是非チャレンジしてみましょう!
おわり
コメント
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